小児歯科

▼虫歯はどこにできるのかな

                         小児歯科そろそろ子供自身にも歯ブラシを持たせてあげましょう。食事やおやつの後には家族全員で歯磨きの習慣をつけたいものです。

▼しかし、むし歯のできやすい歯のかみ合わせの溝や歯と歯の間は子供自身ではきれいになりません。

▼親による仕上げ磨きが必要です。歯のかみ合わせの溝は歯ブラシで、奥歯の歯と歯の間はデンタルフロスを使ってきれいにします。

▼自宅での虫歯予防

1.プラークをとる ・・・ 歯の溝は歯ブラシ・歯と歯の間はデンタルフロス

2.細菌の活動を抑える ・・・ シュガーコントロール(だらだらと食べさせない、甘い飲み物のコント ロール!)

3.フッ素の応用 ・・・ フッ素入りの歯磨剤、フッ素洗口剤


▼フッ素の応用法

低濃度のフッ素を長期間にわたり継続使用するホームケアと当院における定期的なプロフェッショナルケアの両立が必須です。

乳幼児
(うがいができない)
● ホームケア:1日1回 就寝前 ホームジェル
● プロフェッショナルケア: 3~6か月毎の定期健診と専門的歯面清掃
小児
(うがいができる)
● ホームケア: 1日1回 就寝前 ミラノール
● プロフェッショナルケア: 3~6か月毎の定期健診と専門的歯面清掃


▼当院の治療の流れ

1.歯磨き指導等 お母様への説明、ホームケアの説明、歯磨き練習、治療の練習をします。
2.フッ素塗布 1回/2週を3回繰り返す。
フッ素の効果:歯質を強化し酸に対する抵抗性を高めます。(コーティングとは違います。)
3.シーラント シーラント1~2回で奥歯の溝をシールします。(フッ素徐放性があります。)
4.虫歯治療 子供のがんばれるところまで治療します。だいたいのお子さんは診療所の雰囲気・器具にも慣れ、抑えずに治療できます。
5.定期検診 3~6か月毎(お子さんの状況による)におこない、虫歯の有無・歯並び・歯磨きのチェックをおこない、フッ素を塗布します。(必要に応じてシーラントもおこないます)通院回数は1~3回です。

【フッ素の安全性】
歯科医院におけるフッ素塗布法は量的、濃度的にも心配ありません。仮にのみこんでもお茶3~4杯に含まれるフッ素量と同程度です。


▼院長とスタッフからのメッセージ

●当院では、虫歯の原因とご理解いただき予防を中心とした原因治療が重要と考えています
(もちろん、痛みなどの緊急処置については、すみやかに行います)。

●したがって多くの場合その後の治療をスムーズに行えるようにするため、椅子に座る練習、器具見せ、歯ブラシ練習から始まり、除々にお口の中の処置が行えるようにしていきますので、他の歯科医院に比べ治療期間が長くなる傾向にありますが、どうぞご了承ください。
(他にお子様がいらしたり、お仕事のご都合などで通院に制限がある場合はご相談ください。)


 ▼虫歯の原因は?

 歯は細菌の作る酸によって毎日少しずつ溶け出しています(脱灰)。しかし、その量はごくわずかですので、脱灰した分は唾液内のカルシウムによって再石灰化し修復されます。この脱灰と再石灰化のバランスがくずれ脱灰する分の方が多くなれば虫歯が発し進行するわけです。ですから虫歯予防のポイントは2つです。

ポイント● 口腔内を脱灰がより少なくなるような環境にする⇒甘いものの制限、夜の歯ブラシ
      ● 脱灰しづらい丈夫な歯にする⇒フッ素の応用

再石灰化


▼虫歯にしないためのお家での注意

 当院では、虫歯になってから治療するのではなく、虫歯にならないように予防に力をいれ、お子さんの健全な永久歯列の完成をめざして、ご家族の方々と協力してまいりたいと考えています。たとえ乳歯が虫歯になっていても、永久歯は虫歯ゼロにしていくことが治療の目標です。

★予防治療は私たちスタッフの力だけでは達成できません。患者さん(ご家族)自身にご協力いただき適切な歯磨きやフッ素などホーム・ケアをちゃんとやっていただくことが重要なのです。

● 夜の歯ブラシ

 就寝中は唾液の分泌量が減り脱灰が進みやすいので、夜の歯ブラシはお母様がチェックし磨き残しのないようにしましょう。もちろん歯ブラシ後の飲食は禁物です。水分補給はお茶かお水で。

● 甘いもののコントロール

▼口腔内の細菌は糖類を分解して酸を作りますが、普通は唾液で洗い流されてしまいます。

▼しかし虫歯の原因菌であるミュータンス菌だけは砂糖(ショ糖)を分解して歯にくっつきやすいネバネバを作り、このネバネバを使って歯面にくっつき、その中に酸をためこんで脱灰をおこすのです。ですからネバネバの原料である砂糖を制限すれば良いのです。

▼とはいっても子供にとって甘味はとても大事です。完全に砂糖を取り上げてしまうのは無理ですし可哀そうでもあります。

▼歯は20分以上酸に触れていると修復不可能なほど脱灰してしまいます。ということはおやつは20分で食べられる量にして与えるようにすればいいわけです。ただし、たとえ量が少なくても20分以上かけたダラダラ食いやダラダラ飲みはいけません。

▼結局お母様が砂糖を意識し、与え方、量、頻度をコントロールすることが大事なのです。

 

 

▼「一子を生むと、一歯を失う」といいますが 子供を産むと歯がもろくなるのでしょうか?

★妊娠中のお母様のお口の健康について

妊娠中の口腔衛生状態の悪化

●実は、妊娠・出産・育児という女性特有の生活が、歯や口の病気の発生の進行を進めてしまうのが原因なのです。


▼妊娠中のお口は虫歯や歯周病の危険が高くなる!

歯科 妊娠★妊娠中のお母様のお口の健康について

1. つわりによる歯口清掃状況の悪化
つわりにより歯磨きができない人が妊娠3か月で約85%、妊娠9か月で約40%

【つわりに楽な歯磨き】
a.つわりのあるときは体調のよいとき、食後はさける・リラックスできるお風呂が楽
b.下を向いて磨く
c.歯磨きは使わないか臭いのないものを少量
d.歯ブラシは小さめのものを

2.唾液の酸性化・分泌低下による虫歯菌への抵抗力の低下

3.ホルモンの変化による歯肉の腫れ(出血しやすい)

黄体ホルモン・卵胞ホルモンの増加による歯肉の血管透過性亢進や歯肉炎の原因菌の活性化が原因

4.間食の増加による砂糖の摂取
(妊婦の約60%に、甘い物への嗜好の変化)


▼ママの歯と口の治療

1.  妊娠中

▼痛くなくても歯科検診と歯科衛生士による口腔清掃指導とプロフェッショナル・ケアをおこない、疾患の予防を。
▼歯の治療は妊娠5~8か月の安定期に 

安定期には、レントゲン検査・麻酔注射・服薬なども最小限であれば問題ありません。                                                        

2. 出産後

▼産婦人科の産後の1ヵ月検診で「通常の生活に戻ってよいです」と言われたら可能です。

 

 

▼虫歯菌の母子感染

▼虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、誕生直後にはお口の中には生息していません。
    歯が生えて、はじめて定着するのです。

▼その感染源はおもに母親であることが明らかにされています。お母さまの口腔内に、ミュータンス菌が多ければ感染が早期に起こります。

▼お母さまの口腔衛生状態を改善することで感染を遅らせ、虫歯の罹患率を下げることが、可能であることがわかってきました。

▼当院では、衛生士による妊娠中の方を含めお母様方への口腔衛生指導や、口腔清掃を積極的におこなっています。

 

 

▼お子様を虫歯から守りたいとお考えのお母様方

虫歯写真

★PMTCと口腔内除菌療法によってお口の中の細菌量を減らすことにつながるのです。

 

 

▼PMTCをご存じですか?(虫歯は母子感染)

歯科衛生士による定期的なクリーニング
Professional Mechanical Tooth Cleaning : PMTC

と、患者さんの歯磨きなどによるホームケアにより、細菌を除去あるいはできるだで少なくして、お母様からお子様への母子感染を防ぎます。

 

 

▼虫歯の原因菌の除去療法

 虫歯は、ある特定の細菌(ミュータンス菌)によっておこります。その原因菌であるミュータンス菌を選択的に除菌し、虫歯をより確実に予防する治療法です。歯列に合わせたトレーに、消毒液を入れ5分間作用させます。

消毒液は、体内に入るわけではないので安全です。